ボクたちは、自分が思っている以上に、自分の内面に持っているイメージに左右され生きている。
このイメージをうまく活用することで、人生をよりよく生きていくことができるようになる。
まずは難しく考えず、イメージがどのような効果をボクたちに与えてくれるのか知ることから始めよう。
手の届かない「欲しいもの」があるときは、2つのイメージを持つこと
「イメージする」ことは、ほしいものを手に入れる際にとても大切になってくる。
「イメージは行動することを促し、行動することによって成功を手にする(欲しいものを手に入れることができる)」からである。
それでは、イメージについて具体的に話を展開していこう。
その1:「欲しいもの」それ自体を鮮明にイメージする
「欲しいもの」といっても「能力」や「有体物(ここでは土地、家、車などを指す)」といったように、あきらかに性質の異なるものがある。これらを手に入れることができる体質になるまでには少々時間が必要になるが、早い時期から取り組めばその分早く手に入れることができるので、「どうせ自分なんか」とは思わずこの瞬間から取り組み始めよう。
「欲しいもの」が能力に該当する場合
何もなしに空を飛ぶとか、指先から炎を放出するとか、遠く離れた場所に瞬時に移動できるとか、そういった超身体的能力はここでは取り扱わない(ボク自身が身につけることができたならお伝えすることもできるが(笑))。
ここでは、きれいな字を書くための能力を手にいれる方法を考えてみよう。
きれいな字を書くために・・・
- お手本を見てきれいな字のイメージをインプットする
- 頭の中にある字のイメージを、実際にゆっくりとなぞるようにして書き出す。
- お手本と実際に書き出した字のギャップが感じられるか。ギャップを大きく感じる場合、頭の中にあるお手本のイメージが弱いので、ギャップを埋めていく作業が必要。
- 1~3を繰り返すことで、頭の中のイメージを書き換え、身体面の開発が進む。
大事なのことは、常にイメージの優先順位を最上位におくということだ。イメージは「自分の中にあるすべてにおいて、もっとも優れている」ことを理解する。
あなたの中に、あなたが望むきれいな字のイメージでいつも満たしてあげることで、イメージはより強固なものになる。
その2:「欲しいもの」を手にしているあなたをイメージする
こちらは、前述とは異なるイメージになっている。このイメージは、あなたの目的達成に向け最後まで応援してくれるサポーターであり、同時に未来のあなた自身である。
今はまだ手に入れられていないが、やがて必ず欲しいものを手に入れている自身の姿を強くイメージすることは、「今の自分」と「手にしている自分」との間に溝があることを知ることに繋がる。
そして、あなたの中でイメージの優先順位が常に一番であり、強ければ強いほど今のあなたに満足しないもう一人のあなたの存在が大きくなる。本来あるべき姿は、イメージの中の自分なんだと思うようになる。
その結果、今のあなたをどうにかしてイメージのあなたに換えていかなければいけないという力が働く。やがてそれは無意識に行われるようになり、本当にあなた自身が書き換わっていくことになる。望んだ自分になることが、このイメージ法で得られる効果である。
このイメージ法に取り組むと、いかに自分自身が弱い人間であるかを思い知ることになる。
そこで真摯に向き合い、葛藤し、打ち勝つことができた者だけに見える世界がある。
まとめ
今、まさに手にできていない以上、あなたが頼るべきはイメージなのである。
イメージできないことは、実現することができないということが分かっていただけると思う。逆に、イメージすることができれば、実現することは不可能でないとも言える。
イメージできる領域が、ボクらが実現できる世界の限界だと言えよう。
ボクらの望む事柄に応じてイメージをコントロールできるように日頃から鍛錬することは欠かせない。
『イメージとは、あなたの中で常に高く前向きなものでなければいけない』
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