「自己投資だとおもって本を読んでいるけど、身になっていない気がする」
「学習系の動画を毎日欠かさずに見ているけど成長が感じられない」
そうして、身になっていいないと思い始め、成長が感じられないと悩み始めた途端に続けることが面倒になってしまう。
結果、成長してくために欠かせない”継続力”が養えず、望んでいたスキルの習得が困難になるというパターンだ。
これらは、よくある話でボクの周りでも同じような話をしているのをたびたび聞く。
わかりきっている結果であるし、みなさんも同じようにこの結果を想像できたのではないだろうか。
では、どうすればこうした最悪の結末を回避し、成長路線に自身をのせていくことができるのか考えてみよう。
有益といわれるコンテンツでも「向き合い方」「今のあなたの成長段階」によって無益になる
どんなに優れた本でも、その本を読むにあたって必要な前提の知識がなければ「その人にとっての良書」とは言えない。極端な言い方をすれば、日本語しか読めない人が、英語で書かれた本を読んでいるのと変わらない。頭に何も入ってこない。
すなわち、その人にとっての良書とは、その人の今の知識レベルにあっていて且つ、少し負荷がかかる(調べたり、立ち止まって考える必要がある)ような、成長を促してくれる本を指すものと考える。
ただ、ここで一つお伝えしておくと、世間でいわれる良書は総じてその評価に値するものであり指標となる。
”ある”ジャンルにおける良書といわれる本がどのようなものかに触れておくことはとても大事なことだ。
その上で、今の自分にはまだ理解できない、負荷が高すぎると感じたらそこからがスタートだ。世の中には良書といわれる本がたくさんあるが、”今のあなたにとっての良書”はそう多くはない。
自分に合う本を見つけるには?
今は書評や読後レビューも豊富にあるのでそれらをもとに「この人とだったら友だちになれそうだ」と思えるレビュアーのおすすめする本を手にしてみるのも一つの方法としてあるだろう。
Amazonに行けばジャンルごとに、世に出回っている本を一覧でみることができ、さらに読者レビューも確認することができる。
Amazonの本カテゴリを一日中巡回していればいくつかの気になる本が見つかるはずだ。
古い本であれば古本屋で安く入手するのもいいだろう。
お金に糸目がないのであれば、本とあわせて時間も買えると考えて悩まず購入してしまうのも一手だ。
自分に合う本が見つかったら、なぞるように読む
努力の甲斐あって、自分に合う本を見つけることができたら「紙とペン」でも「スマートフォン」「パソコン」でも、とにかく記録できるものならなんでも良いので、それらを準備してひたすら丁寧に読むこと。
ひたすら丁寧にがわからないなら、大切な人を思い浮かべてもらいたい。
あなたにとって大切な相手に、誤解なく伝えなければいけないことがある時どのように話すだろうか?
もし話の途中で相手が質問をしてきたら、質問を無視して話続けたりはしないだろう。
つまり、相手に理解してもらいたい時には、できるだけわかりやすい言葉を選び相手のペースに合わせた時間の流れの中で話をすすめていくはずだ。
本を読み始め、疑問が浮かんだら、あなたは質問したい気持ちになるはずだ。
その質問したい気持ちを書き出しておく。「なんで」「どうして」と思うことはとても重要なことだ。子供が「なんで~なの?」「どうして~してるの?」と一々問いかけてくるのは、興味関心、純粋な疑問からくるものだ。
関心を持ち疑問を抱き、それら一つずつを紐解き理解を深めながら歩を進めていくことが、まさに「身になる」ために欠かせないプロセスなのだ。
だからこそ本を読務中で出てきた疑問、質問はすべて書き出さなければもったいないのだ。あなたの糧になることがわかっていながら「なぜ」「なんで」「どうして」を曖昧にやり過ごす読書にはなんの価値もない。
血肉になる読書ができるのであれば、速読の必要など一切ない。
速読の唯一のメリットがあるとすれば、それは多読できることによって、”ある”ジャンルにとってはどの本においても同じことが書かれていることに気づける。ということだろうか。
まとめ
「なんで」「どうして」がボクはとても好きだ。
人間的に魅力的な人は、たくさんの「なんで」「どうして」を経験してきた人だと思っている。
疑問があるうちは、いくらでも成長していくことができる。また、疑問とは尽きないものだ。
『一日一善、一日一疑問。』
最近は、目が疲れることもあって、直接本を読むことを意図的に控えている。
その点で audible は目の疲れを気にすることなく、電気を消して「寝る前に」、朝の脳内スイッチ入れるために「目覚めた時に」、家で読みかけていた本の続きを「運動しながら」楽しめる。
時間に縛られない、環境に縛られない新しい読書スタイルを体験してみよう!
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