目次
1.『発想力』『思考力』『想像力』『行動力』『実行力』『集中力』の元になる力。人を突き動かす『原動力』こそ、能力を最大限に引き出す根源となる
当然といえば当然に思う人もいるだろう。
しかし、個々の能力は、ワードそれだけで煌びやかに輝いて見えて、現に多くの本のタイトルに使われており、それを強化する方法ばかりを説いていることが多いように感じる。いわゆるテクニック本的なものである。その一つを取り出してみると分かるが、実際それだけでは何の成果を生みだすこともできない。
このように言い切ってしまうことで嫌悪感を覚える方もいるかもしれないが、結局のところ、一番重要といって良い『あなたを突き動かす原動力』を深く知らないことには、『思考力』『想像力』『行動力」など、個々の力の強化に取り組んでいても、ほとんどの場合は能力の持ち腐れで終わってしまう。
2.なぜ『原動力』なのか
あなたが何かに取り組むとき、たとえば「1週間で5冊(1冊500ページ程度)の本を読む」と決めたとする。
それなりの「時間」と「集中力」があれば、この設定した取り組みを期間内に完了できると思う。しかし、本を読むに至る『原動力』がなんなのかを知らなければ、その『集中力』は『本を読破するために発揮される能力』にとどまり、それ以上の働きはしないのだ。
また、その取り組みを継続して実施していくことも不可能と言える。継続して取り組むには、必ず『原動力』が必要になるのだ。
3.『原動力』を持って取り組むとどうなるか
「1週間で5冊(1冊500ページ程度)の本を読む」。そして、その原動力となるものは「気になっているあの人が、この前話していた時にボクに薦めてくれた本だから」。となると「薦めてくれた理由」「作者が何を伝えようとしているか」「そこから何が学べるか」等々、色々な部分にも『集中力』を使うことになる。
「自分の身になるもの」もあれば「あの人と楽しい時間を過ごしたいと思っての話題作り」もあるだろうが、いずれにしても『原動力』が「ただ本を読む」行為を、より価値のある行為に転換したと言える。これは『集中力』に限らず、その他の個々の力についてもあてはまる。
もし、今まで「何となくやってきたこと」「考えていること」があるなら、その『原動力』となっているものが『何か』を今一度深く考えてみてもらいたい。
4.『原動力』がわからない場合
何か目的をもって活動している人にとっては、日々考えていることでもあるから、多少ぶれていても、それなりに捉えることができていると思う。
けれど「わたし、いつも”何となく”で、『原動力』なんて考えたことありません。」という人がいることも全然不思議なことではない。もしかすれば多い部類になるかもしれないくらいだ。そして、普段からあまり考える癖が無い人に多いように思う。
この記事を読んでくれているなら、少なくとも『今の自分』や『これからの自分』に興味があって、『変えたい』や『成長したい』思いを持っているはずだ。
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【意思・願望(どうしたいか)】「変わりたい自分(行動、考え方)」・・・とにかく、今を変えたい気持ちはあるのだが、まだ不明瞭で定まらず、自分自身を動かす力を得るには自身も弱く、考えも浅い。
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【原動力になるもの】「こんな風に変わりたい自分(行動、考え方)」・・・どのようにかわりたいかを少しずつ具体化していく。具体化していくことで、やるべきことが見えてくる。そして、やるべきをなすために、どのような能力が必要か知ることができる。
『原動力』なくして『夢』叶わず
『力』を題材にした書籍はたくさんあるものの、結局は自分自身を突き動かす『原動力』なるものが重要になる。そして、その『原動力』によって、遥かに効率的かつ飛躍的に個々の能力を発揮することができる。
ある行動において、何を学び取れるかは人それぞれだが、共通して言えることは「個々の能力は、原動力を明確に持ってこそ真に発揮される」ということだ。
『原動力』が何たるかをしり、向き合い、叶えたい夢、達成したい目標に向けて一緒にがんばりましょう!
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